「生まれ変わらないといけない」。MF瀧澤千聖が凛々しい表情で言う。
サンフレッチェ広島レジーナの2025/26シーズンのスローガンは「REBORN REGINA(リボーン レジーナ)」に決まった。「サンフレッチェ広島レジーナを支えた全ての仲間から託された無数の“想い”をつなぎ、飛躍するために“生まれ変わる”意志」が込められている。
「ロゴもすごくレジーナっぽくてかわいいし、クラブがSNSもすごく力を入れてくれていると感じるので、もっといろんな人にレジーナを知ってもらえる1年にしたいです」
そう話す瀧澤は、2023/24シーズンの大半を度重なる怪我で棒に振ったが、昨季は新たに背番号10をつけてシーズンを通して戦い抜いた。それでも、「個人的なプレーの部分では、なかなか結果でチームを助けることができなかったので、そこの悔しさがありました」と話し、新シーズンに向けて奮い立つ。
チームとしては大きな1年だった。WEリーグでは5位でトップ3に食い込めず、またも悔しさを味わったが、リーグカップ戦は連覇を成し遂げた。シーズン終了後には近賀ゆかりが現役を引退し、福元美穂も古巣へと復帰。チームを引っ張ってきた2人の退団で転換期を迎えた。
さらに、チーム設立4周年の3月8日には観客動員1万人以上を目指すプロジェクト『自由すぎる女王の大祭典』を開催し、2万人以上を集める快挙を達成。シーズンを通じてもWEリーグ史上初のホーム戦1試合平均5000人以上を記録した。
瀧澤はプロジェクトで積極的にSNSでの発信に取り組み、近賀のホームラストマッチでもサプライズ動画を作るなどチームの盛り上げに奮闘。「この先のレジーナにとっても、すごく大事な1年だったと思います」と振り返る。
5シーズン目はレジーナにとって新たな時代の幕開けとなる。瀧澤はスローガンのリボーンにちなんで、「生まれ変わらないといけないですね。新しいシーズンでいろんなことが変わったので、今まで積み上げてきたものは崩さずに、さらに新しいレジーナをみんなで作っていきたいです」と力強く語る。
新体制になってピッチでは3冠を目指して戦い、昨季リーグトップだった集客も取り組みを継続していく。チームは“自由すぎる女王”らしく生まれ変わろうとしている。
「レジーナがWEリーグを引っ張れるように、新シーズンも観客動員だったり、SNSだったり、グッズだったり、いろんな部分でアクションをして、みなさんに楽しんでもらえるような行動を起こしていきたいです」
昨季行動で示した背番号10の意志が頼もしい。その想いがレジーナのさらなる飛躍に結びつくはずだ。
取材・文・写真=湊昂大
